カーボンニュートラルに向けた業界構造の変革、AIやIoTに代表されるIT技術の劇的な進化、コロナ禍を経て一層の加速を続ける働き方改革など、世界を取り巻く事業環境はかつてない変化の時を迎えています。
そんな中、私たち東京貿易マテリアルは、鉄鋼関連事業という、東京貿易創業以来の“祖業”を受け継ぎながら、より積極的に、より多彩に、よりグローバルに、ビジネスそのものを進化させてまいります。そして、「鉄鋼業界における総合マテリアルプロバイダー」として、お客様への価値発揮を最大化するために、以下“4つの強化施策”を実行いたします。
1. 取り扱い商材の増強
東京貿易マテリアルでは、主力の鉄鋼事業、資材事業、デジタルソリューション事業に加え、新たな商材の開発や調達に着手し、取り扱いメニューの増強に努めております。
2023年には日本アドバンスロール株式会社の発行済み全株式を取得し、グループ会社として迎え入れることで、圧延ロール製品がラインナップに加わりました。両社の強みを最大限発揮して、ロール事業を国内ナンバーワン、更には世界ナンバーワンへと拡大展開させていきます。
2. 取引先の拡大
我が国の鉄鋼業界は、脱炭素化に向けた電炉への転換、DX推進による生産性向上といったさまざまな課題に直面しています。そうした難題をともに解決するべく独自のデジタルソリューションを投入することで、従来のお客様はもとより、新たなお客様に対してもご提案の機会を広げてまいります。
3. 海外拠点の増設
強みである中国市場に加え、インド、インドネシア、そしてベトナムにおける販売強化と併せて、海外における新事業の立ち上げにも挑戦します。
4. 人材力の強化
言わずもがな、商社にとって“人こそ最大の財産”です。採用の強化にとどまらず、階層別研修、語学研修や資格取得支援制度他、さまざまな育成機会を充実させてまいります。
東京貿易マテリアルに声を掛ければ、必要なマテリアルを揃えてくれる、製造現場の困りごとを一緒に解決してくれる。そんな会社でありたいと心から願っています。これからも、東京貿易グループの持つ総合力を大いに活用しながら、コアバリューである『全員経営の精神』を胸に、社員一人ひとりがお客様に全力で伴走し続けます。そして、鉄鋼業界を通じて社会の発展に貢献していく所存です。
皆様方の益々のご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
