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  • 2014.01.06

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    2014年 東京貿易金属社長 年頭挨拶

    東京貿易金属株式会社 代表取締役社長 田中政義

    皆さん、明けましておめでとうございます。

    一年前に「5年周期で考えて経済は今年から良い方向に変わる」と申し上げましたが、日経平均株価は16,000円を超え、日本経済は回復に向けた動きをしています。世界全体を見ても、米国は堅調な民間需要を背景に穏やかな回復を続けており、低迷が続いていた欧州も、持ち直しの兆しがうかがえます。一方東南アジアについては、中国経済は景気は下げ止まりの傾向にあり、我々の海外拠点であるインド、ベトナム、インドネシアなど新興国の経済は、経常赤字・通貨安・インフレ等の影響で弱い動きが見られますが、成長自体は継続しています。その中で、日本企業は様々な分野でニーズを見つけ出し、東南アジアへ進出しています。我々も遅れをとらないよう、海外拠点を活用し、ニーズを発掘し、新規事業を開発していく必要があります。一番大事なのは「世界観」「マクロ観」です。それが欠けていると、目先の事ばかり考えて先が見えなくなり、将来を見失うことになりかねません。長い人生の中でどう自分が動いていくかは、要するに世界観によると思います。新年にあたり様々な方が書いているものを読み、見識を高めていく必要性があるのではと思います。

    先ほど東京貿易グループ町田会長より年頭挨拶がございましたが、東京貿易ホールディングスは着実な発展を遂げています。我々東京貿易金属も第三次中期経営計画2年目である今期を良い結果で終わらせ、3年目を確実にやり遂げて第三次中期経営計画を締めくくりたいと思います。

    今年は強化していくものとそうでないものを明確にし、メリハリの利いた経営をしていきます。計画必達の要はやはり「事業構造改革」です。今年はまず、構造改革のひとつとして、社内のしくみを変革するところからはじめ、若手社員、女性社員に活躍していただきます。新陳代謝はビジネスで最も大事なことのひとつです。皆が経験を積んでいく中で、最終的には勇気ある行動をとらざるを得ないでしょう。勇気ある行動をとったところには、渦の如く何かが起こります。会社は必要な人材を創り出さなければなりません。守るのが仕事ではなく、創り出すことが我々の仕事です。皆さんの経験と努力が、感性や勇気に変わり、ビジネスマンとして成長されることを期待したいと思います。事業化推進については、各部、各事務所が連携を図り、しっかりとしたアクションプランを作り具体的に推進させ、自分達の実力に努力を重ねて確実に結果を出していく年にしたいと思います。

    今年は大変わくわくするような一年になるのではと私は思っています。今年は午年ですが、馬のように軽快に動き、失敗を恐れず前へ進むということが大事なのではと思います。この2014年が、皆さんにとり良い経験ができたと思える一年にしていただきたいと期待しています。 皆さんのご健康とご健勝をお祈りして、新年のご挨拶に代えさせて頂きます。

    ※これは、2014年1月6日、東京貿易金属グループ社員向けに行われた年頭挨拶です。