PROGRAMS
FOR SUSTAINABLE GROWTH 

社員の成長を、
組織、そして会社の成長に。

上垣 恭弘執行役員 管理本部長

1991年4月、TBグローバルテクノロジーズ株式会社の前身である株式会社新潟鐵工所に入社。経理部資金課に配属される。その後も長く経理畑を歩み、長岡工場・生産管理部勤務を経て、管理部長、経営企画部長を歴任。2024年4月、管理本部長として東京貿易マテリアル株式会社に移り、人事制度並び人材育成・教育制度の刷新を行う。休日に妻とともに町中華を巡るのが楽しみ。

伝統のOJTと
革新のOFF-JTの融合

当社は東京貿易グループの源流の会社の一つです。数多くの優れた諸先輩方がいて、その背中を見ながら仕事を覚え、後輩に引き継いでいく。そんな善き伝統というものがあります。とりわけ、日本の産業界を支えてきた鉄鋼メーカー等を担当する営業社員においては、OJTがそのメインの育成手法となっていました。一方で、研修制度や資格支援制度はメニューとしては用意されていましたが、体系だった人材育成・教育システムは確立されていませんでした。
2024年、当社は人事制度を刷新しました。役割等級制度の導入です。G1からG8まで、等級を8つに分け、それぞれに当該等級が担う役割要件を明文化しました。このタイミングで、改めて研修プログラムや各種支援制度を整理し、人材開発やキャリア支援という観点で体系化したのが、今回の新しい人材育成・教育制度なのです。OJTとOFF-JTを的確に融合させながら、社員の成長を組織の成長に、そして組織の成長を会社の成長につなげていければと考えます。

「縦・横・斜め」3軸での
育成体系デザイン

新しい人材育成制度の一番の大きな特徴は、「階層別」「目的別」「職種別」の3つの軸で体系化を行った点です。「階層」という縦軸に対し、「職種(営業系/管理・貿易実務)」という横串を通し、等級や職種問わずに参加可能な「目的」という斜めの軸を配置する。そんな立体的な構造としました。これにより「今、どんなスキルが必要なのか?」「そのためには、どんな研修を受講し、何の資格を取得すべきなのか?」が明確となります。また今後のキャリアを考えた時、「どんな能力や知見を身につけていくべきなのか?」といった将来イメージも可視化されやすくなるのです。
もう一つ、“うちの会社ならでは”を挙げるとするならば、それは「中国語研修」ですね。グローバルにビジネスを展開する企業ですので、英語の習得は必須とはなりますが、中国との関係性が深いゆえ、中国語の習得にはバックアップを惜しみません。毎週火・水曜日、1時間半をかけて少人数での実践講座を行い、まずは中国語検定HSK4級を目指していただきます。
ただ、新しい制度は始まったばかりです。社員の皆さんの声や時代の変化、技術の進化に合わせて、研修メニューの強化や支援資格の多様化に積極的に取り組み、より良い制度にブラッシュアップしていくつもりです。

社員の自律的成長を
支援し続ける

嬉しかった話をしますと、「階層別研修/検定」にプロットしている自己啓発支援プログラムの募集をしたところ、ほぼ全員が自ら手を挙げて参加してくれたこと。非常に主体的な社員が多く、ここが当社の大きな強みだと感じました。また少数精鋭ゆえ、チームで協働する大切さや他者を思いやるマインドが自然と育まれていく点も特徴的風土です。また努力家が多い印象も受けました。こうした優秀な社員たちが、今以上に自律的に成長していける、そんな会社を目指していきたいと思います。

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